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トーンアーム

IT-407 CR-1
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  • IT-407CR1 FRONT RIGHT
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  • IT-407CR1 REAR LEFT
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  • IT-407CR1 REAR
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  • IT-407CR1 REAR RIGHT
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  • IT-407CR1 RIGHT
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  • IT-407CR1 END OF THE ARMPIPE
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  • IT-407CR1 anti-skating mechanism
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  • IT-407CR1 ARM LIFTER
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  • IT-407CR1 tonearm base
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  • IT-407CR1 contact pins
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  • IT-407CR1 HEADSHELL
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  • IT-407CR1 tonearm mounting template
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IKEDAの代名詞 
ダイナミックバランス型ロングトーンアーム

主要部分の材質をハイブリッド化、球体形状のセンターブロックの採用により、外部からの影響を徹底的に排除。
鏡の様なバフ研磨の後、クロームめっきを施すことによりIKEDA理論を極限まで追求。
カートリッジの表現力を最大限に引き出します。
特注でGOLD仕様もございます。
 
IT-407CR1 FRONT LEFT
IT-407CR1 FRONT LEFT
主な特徴

1. 針圧印加方式は信頼と安定のダイナミックバランス方式

ダイナミックバランス型トーンアームとは、アームの針圧調整をゼンマイ(バネ)によって行う方式です。
この構造により、レコード盤の反りやプレイヤー周りの振動に対しても常に一定の針圧を保つことが出来ます。
また、針圧目盛は0.25g単位で調整することが出来るように刻まれております(0.5g以降)。
ゼンマイ1つ1つのクセがあるため100%同期することは難しいのですが、創設者から継承者へ、そして現在に引き継がれた職人が
誤差0.1gの範囲内で(3g以降は0.2g)1本1本丁寧に時間をかけて調整、組立しておりますので安心してお使いいただけます。

これらの特徴によりレコード盤に刻まれている音溝に対して安定したトラッキング性能を発揮し、
より一層繊細かつ正確に読み取ることが出来る為、MCカートリッジの持つ魅力を最大限に発揮してくれるのが、
IKEDA Sound Labs.のダイナミックバランス型トーンアームです。
IT-407CR1 anti-skating mechanism
IT-407CR1 anti-skating mechanism
2. インサイドフォースキャンセラーはストリング方式を採用

レコード再生時、トーンアームには内周方向へ引っ張られる「インサイドフォース」が常に働いております。
この影響により音溝に対して垂直バランスが崩れ、歪みや定位の不安定等生じる可能性が高くなります。

これらを「キャンセル」するための機構がインサイドフォースキャンセラー(Anti-skating mechanism)になるのですが、
IKEDA Sound Labs.のトーンアームは当機構にストリング方式を採用しております。

糸とウエイトという物理的に極めてシンプルな構造の為
様々なタイプのレコード盤に対して最適なセッティングを可能としております。
またしっかりセッティングをしていただきますと再生が終わり次第自動的にキャンセラーが解除されますので
リフターで針を上げる際横方向に対して不要な力がかからないようになっております。

IT-407CR1 REAR
IT-407CR1 REAR
3. 適切な場所に適切な素材を配置

IT-407CR1/IT-345CR1は主な素材に真鍮を使用し、局所的にステンレスやダンピングラバーなどを使用しております。

まずトーンアームのセンターブロックからシャフトを通り、回転台(アームベース)まで
当トーンアームは真鍮が主要素材となります。
真鍮は非常に金属密度が高い素材である為、トーンアームにかかせない重量、剛性を稼ぐことが出来ます。
またカウンターウエイトを支えるウエイトシャフトにも両共に真鍮を使用しております。
ただしこちらはカウンターウエイトの内側やウエイトシャフト内に
ダンピングラバー/ラバーグリスを適度に使用する事で部分共振対策を施しております。

アームパイプはステンレス。インナーパイプはアルミニウム合金。
パイプエンドに真鍮と3種の異なる素材を掛け合わせるハイブリット構造です。
これにより共振ピークを分散/抑制する設計となっております。

ロックナットとリセプタクル部分はステンレスを使用。

接点はIN/OUT共に接点不良対策に強いロジウムめっきを採用しております。

アーム内部のインナーリード線には4N銅-OFC(純度99.99%の無酸素銅)導体を採用しております。
雑味もなくエネルギー満ち溢れ、低域から高域まで情報の微細なニュアンスをより高解像度に引き出します。 
※こちらはお客様のご希望により銀線に変更することも可能です。

軸受け部にはオールステンレス製ベアリングを使用。
上下左右の感度はトーンアームの肝の部分になりますので製造時に1本1本、複数回確認しながら調整、組立をしております。
IT-407CR1/345CR1
IT-407CR1/345CR1
4. ラウンドシェイプ形状と製造者の想い

IKEDA Sound Labs.のトーンアームの形状はとても独特な形をしています。
このラウンドシェイプ形状にはIKEDA Sound Labs.に携わってきた技術者の設計思想がしっかりと詰まっています。

創設者曰く
「音の淀みは角に溜まりやすい。リスニングルームなどが顕著にわかるのだが、これはトーンアームにも同じことが言える」
「Fidelity-Research時代から更に前進するために、角を出来るだけ落とす設計をした」
このような事を話していたと継承者から聞いております。
その結果、IT-245からデザインを一新し全体的にラウンドシェイプ型のIT-407/345が完成致しました。

その後創設者と継承者が次なる進化を探る中で
バフ研磨によって鏡面になるまで磨き、クロームめっきを施すことで内部だけでなく外部からの影響も徹底的に排除。
創設者が求めていた音へのアプローチが更に追い込むことが出来、IT-407CR1/345CR1が完成致しました。

そして現在に至り三代目の私にバトンが渡りました。
2人の想いを紡ぎながら1本1本繊細に製造していくと共に、より使いやすく、より音楽的聴感を大事に改良していきたいと思います。
仕様

製品名:IT-407 CR-1
全長:388mm
実効長:307mm(12インチ)
トラッキングエラー:+2゜~0°35’
重量:1.41kg
針圧印加:0~5g(0.25step)
アーム高さ範囲:20~60mm
アームシャフト直径:25.2mm
ベース取付穴寸法:φ31mm
カートリッジ対応範囲(シェル含む):20~41.5g
※別売の345メインウエイトを使用する場合(シェル含む):8.3~22.5g

標準付属品
・フォノケーブル(HBC-MS-5000DR相当アーム専用品 )
・ヘッドシェル/IS-2TCR1(自重:17.5g±0.5g)
・取付テンプレート
・取扱説明書
・アーム取付用アクセサリー